ダッシュボードの日付と日付範囲の仕組み
このページでは、ダッシュボードで使用される日付について説明します。ダッシュボードの構成方法や各タイルが数える内容については、TicketingHubダッシュボードのタイルを理解するをご覧ください。ここで説明する内容はレポートや注文を変更するものではなく、ダッシュボードのタイルがどの数値を合計するかにのみ影響します。
日付の意味を選ぶ
すべてのタイルは、ある日付に発生した事柄を集計します。選択できる日付は次の2つです。
- 予約日 は、売上、支払い、または返金が記録された日を基準に集計します。
- 利用日 は、体験が実施される日を基準に集計します。
3月に予約され、7月に実施されるツアーは、予約日では3月に、利用日では7月に集計されます。取引状況を確認するには予約日を、どれくらい混雑するかを確認するには利用日を使います。これは、レポートですでに提供されている2つの日付と同じもので、名称も同じです。
同じ範囲を指定しても、この2つが一致することはほとんどありません。どちらが正しいということでもありません。数値を比較したり、誰かに差異を説明したりする前に、どちらが選択されているかを確認してください。
各日付で使われるタイムゾーン
売上はアカウントのタイムゾーンで記録されます。代金を受け取った時刻は、ビジネスの所在地に関する事実だからです。
利用は商品のタイムゾーンで記録されます。体験が実施される時刻は、その体験が行われる場所に属するものだからです。
これは、複数のタイムゾーンで商品を販売している場合にのみ影響します。すべての商品がアカウントの所在地で実施される場合、2つのタイムゾーンは同じなので、この点を気にする必要はありません。
複数のタイムゾーンにまたがって販売している場合の例を挙げます。ロンドンを拠点に、5月5日の午後9時に実施されるニューヨークのツアーを販売しているとします。利用日では、そのツアーは5月5日に集計されます。ニューヨークで実施される日が5月5日だからです。ロンドンの日付がすでに6日になっているからといって、6日に繰り越されることはありません。現地の数値は現地の日付で、各商品の利用はそれぞれの商品の日付で集計されます。
日付範囲が広がる理由
長期間の履歴でもすばやく表示できるように、ダッシュボードでは最近のアクティビティを日別で保持し、それより古いアクティビティは週全体、さらに月全体でまとめて保持します。データが失われるわけではありませんが、古い期間ほど細かく保持されません。
指定した範囲の開始日または終了日が、このようにまとめて保持されている期間の途中にある場合、ダッシュボードは範囲をその期間全体に広げます。その際、使用された範囲が表示されます。日付選択欄の日付が変わり、それに合わせて集計単位も変わります。
たとえば、月単位で保持されている期間に対して5月14日から31日までを指定すると、5月1日から31日までが月単位で表示されます。
これは意図した動作です。月全体について保持されている数値を月の一部に分割することはできません。そのため、月を除外するか、月の一部をあたかも月全体であるかのように表示するしかなく、どちらの場合も合計が正しくありません。範囲を広げることで、数値の正確性を保ち、どの期間が対象なのかを明確にしています。
最近の範囲には影響しないため、日常的な利用でこの問題が発生することはありません。
非常に長い範囲がより大まかな単位で集計されるのは、別の理由によるものです。グラフを読みやすく保つためです。約1年を超える範囲は日単位ではなく週単位で表示され、約7年を超える範囲は月単位で表示されます。日付選択欄には、使用された集計単位が表示されます。範囲は、すべての期間が始まる2011年1月1日より前にはさかのぼれず、未来についても10年を超えて指定することはできません。
複数のチケット種別を含む予約の集計
多くの予約には複数種類のチケットが含まれます。大人2名と子ども1名の予約は、3件ではなく1件の予約です。そのため、チケット種別について予約を確認する場合、ダッシュボードは予約全体を単位に回答します。
予約タイルを大人で絞り込むと、大人チケットを1枚以上含む予約数が表示されます。子どもで絞り込むと、子どもチケットを1枚以上含む予約数が表示されます。家族での予約は、実際に大人と子どもの両方を含むため、どちらの結果にも含まれます。
つまり、チケット種別ごとの数を合計しても全体の数にはならず、それで正しいのです。ある週の予約数が100件の場合、大人を含む予約が95件、子どもを含む予約が60件と表示されることがあります。二重に集計しているわけではありません。3つの異なる質問をしており、それぞれに対して正しい答えが表示されています。
金額と人数は異なる動きをするため、この違いを理解しておくことが重要です。金額と人数は分割できます。売上または人数を大人で絞り込むと、各予約に含まれる大人分が表示され、その内訳を合計すると全体に戻ります。予約そのものはそのように分割できないため、予約数は合計に戻りません。
予約が1つの対象にしか該当しないフィルターには、この説明は当てはまりません。商品、販売チャネル、またはリセラーで絞り込む場合は、予約を含め、すべての数値が想定どおり合計されます。
そもそも、特定の項目で絞り込めない数値もあります。支払いは商品ではなく注文に対して行われるため、どの商品に属するかを特定する方法はありません。商品で絞り込むと、支払い、返金、コミッションのタイルには、常に0としか表示されない数値を表示するのではなく、このフィルターでは利用できませんと表示されます。逆の場合も同様です。支払い種別で絞り込むと、売上と予約のタイルに同じメッセージが表示されます。フィルターを解除すると、数値が再び表示されます。
後から売上の詳細を変更した場合
ダッシュボードでは、各売上を作成時点の詳細とともに記録します。商品、チケット種別、販売チャネル、リセラー、ユーザー、クーポンなどが該当します。後からこれらの詳細を変更しても、すでに記録された売上の集計先は変わりません。
たとえば、注文を別のリセラーに移動した場合、元の売上は最初のリセラーに紐づいたままになり、新しいリセラーの数値には、それ以降に記録されたものだけが含まれます。同じ注文に対して後から行われた返金など、変更後に記録されたものは新しいリセラーに紐づきます。予約の作成後にクーポンを適用した場合、売上を別のユーザーに移動した場合、チケットの種別を変更した場合も同様です。
ダッシュボードは、編集のたびに過去を書き換えるのではなく、その時点で何が起きたかを表示します。注文自体には常に現在の詳細が表示されます。
取引の詳細を確認する
数値を表示する各タイルのメニューには詳細を表示があり、そのタイルの数値の元になっている個々の取引を一覧表示できます。タイルが使用していたすべての条件が引き継がれます。表示されていた数値、同じ日付基準、同じ日付範囲、適用していたすべてのフィルターが対象です。表示される一覧は、クリックした数値の元になっている取引そのものです。
この点は文字どおりに受け取ってください。売上から詳細を表示すると、売上を変動させた取引だけが表示されます。それ以外は表示されません。その予約に対する支払いは一覧に含まれません。代金を受け取っても販売内容は変わらないためです。支払いを確認するには、支払いから詳細を表示してください。
一覧では、各取引を構成する内訳が1行ずつ表示されます。たとえば、大人チケット2枚とガイドブック1冊の予約は3行になります。各行には、チケット、追加商品、商品、税など、何に対するものかがチケット種別とともに表示されます。注文を開かなくても、数値の構成を確認できます。
さらに、各行には所属する注文番号と予約番号、販売時の商品とチケットカテゴリー、販売元、そして支払いの場合は支払い方法が表示されます。これらの情報があれば、通常はページを離れずに問い合わせを解決できます。必要な場合は、注文番号から注文に移動できます。
一覧に表示されるのは、タイルが集計した内訳だけです。金額列には、各内訳そのものの金額が表示されます。売上、支払い、その他ほとんどのタイルでは、この列を合計するとタイルの数値になります。キャンセル、返金、期限切れの金額、コミッション、割り当てられた原価など、差し引かれたものを測定するタイルでは、その金額が正の数値として表示されます。一方、一覧では各取引が会計上の向きで表示されるため、その列を合計すると、タイルの数値にマイナス記号を付けた値になります。これは、予約の一部だけを構成する項目で絞り込んだ場合に特に重要です。1つのチケット種別で絞り込むと、そのチケット種別だけの行が表示され、タイルが集計している内容と一致します。
数量、人数、金額はすべて同じ向きで表示されるため、どの列を見ているかを確認しなくても行を横方向に読み進められます。売上は3項目すべてで正の値になり、大人チケット5枚の予約がキャンセルされた場合は、−5、−5、負の金額として表示されます。金銭についても同様です。受け取った支払いは正の値、返金は負の値になります。
各行には、タイルが集計に使用したかどうかにかかわらず、2種類の日付が表示されます。予約日列と利用日列は、日付選択欄で選択できる2つの日付と同じです。そのため、どちらの日付を基準に表示した場合でも行の意味は変わりません。どちらにも日付だけでなく時刻も表示されます。
一覧に含まれる行は、引き続き日付基準によって決まります。そのため、日付基準を切り替えると、列の意味ではなく表示される取引が変わります。範囲が週全体または月全体に広げられていた場合、一覧も広げられた範囲を対象にします。
列見出しをクリックすると、その列で並べ替えられます。もう一度クリックすると並び順が反転します。CSVとしてエクスポートすると、表示中のページではなく、フィルターで選択されたすべての取引が対象になります。そのため、バックグラウンドで準備され、完了するとダウンロードできるようになります。
ビューに保存せずにタイルを移動、追加、削除していた場合、詳細を表示しようとすると、ダッシュボードを離れる前に確認を求められます。そのまま移動するとレイアウトが失われるためです。保存しておきたい場合は、先にビューを保存してください。
簡単な確認事項
- 2つの合計が一致しない場合は、まず日付基準、次に日付範囲を確認してください。差異の多くは、このどちらかが原因です。
- 選択後に日付や集計単位が変わった場合は、細かく保持されていない期間を指定しています。表示されている範囲に対して、数値は正しく集計されています。
- 利用の数値が想定より1日ずれているように見える場合は、その商品がアカウントとは異なるタイムゾーンで実施されていないか確認してください。
- タイルの数値と、その元になっている取引が一致しないように見える場合は、日付選択欄に表示されている範囲を確認してください。範囲が広げられている場合、指定した日数より多くの日が含まれます。取引一覧もタイルと同じ日付を対象にしています。
- 取引一覧の日付が間違っているように見える場合は、2つの日付列のどちらを見ているか確認してください。両方の列が常に表示されますが、タイルの集計基準と一致するのはそのうち1つだけです。
- リセラー、ユーザー、またはクーポンの数値が、現在注文に表示されている内容と異なるように見える場合は、売上後に注文が変更されていないか確認してください。売上は、作成時の詳細に紐づいたままです。
- チケット種別ごとの予約数を合計すると全体を超える場合、それで正しい結果です。複数のチケット種別を含む予約は、それぞれのチケット種別で1件ずつ数えられます。売上と人数はチケット種別ごとに分割されますが、予約は分割されません。